ジャカード織りとは
布の呼び名は多種多様です。「西陣織り」「久留米絣」「大島紬」など産地を強調するもの、「ブロード」「オックスフォード」「サテン」など生地の風合いを強調するもの、「毛織物(ウール)」「綿織物(コットン)」「絹織物(シルク)」などの素材を強調するもの、また、「カーテン」「壁紙」「タオル」など用途を強調する呼び方などがあります。
サン・オリオンがお届けする「ジャカード織り」は、生地を生産する織機の種類に着目した呼び名です。比較的単純なパターンのみを織る目的の織機「ドビー織機」に対して、より複雑なデザインや大きな柄が表現できる「ジャカード織機」で生産された生地のことを指します。
複雑な意匠を表現できる生産方式「ジャカード織り」
「ジャカード織り」は18世紀にフランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカールが考案し、全世界に普及した自動織機の方式で、動力源や性能は大きく変化したものの、生産方式には、発明当初と現在に大きな変化はありません。
しかしその複雑さから、構造を単純にした「ドビー織機」が開発されて普及したため、もともとの自動織機で生産された生地を「ジャカード織り」、構造が比較的単純なドビー織機で生産された生地を「ドビー織り」と呼んで区別しています。
小さな繰り返しのパターンや無地の布地はドビー織りが適していますが、大きな柄や自由な表現力を持った布を作るには、ジャカード織りが適しています。
「ジャカード織り」の用途
ジャカード織りはデザイン性があり、複雑な意匠の生地に用いられます。
用途は幅広く、洋服、ネクタイ、タオル、カーテン、壁紙、ソファー、クッションなどさまざまな製品を生み出すことができます。
デザイン(図案)販売
サン・オリオンでは、カーテンや壁紙などのインテリア図案を5,000点ストックしています。
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